さよならの続き
金曜日、歓迎会の会場はとても賑やかだった。
MRたちも仕事を早く終わらせて、滅多に揃うことのないメンバーがほぼ全員揃った。
居酒屋の広い個室に長テーブルが二つあり、来た順に席に着く。
新しく入って来た航平を含む3人は上座に座った。
同じテーブルではあるけど、私の位置から航平はテーブルに身を乗り出さないと見えないくらいだ。
今日は陽太も3区の歓迎会らしい。
陽太はお酒が強いほうではないけど、きっと主役だからどんどん勧められるんだろう。
ゆえに二日酔いになることは予想済みで、明日のデートの約束もきっと叶わないと諦めている。
部長の長い話が終わり、主役の3人が一言ずつ挨拶をしていく。
役職が高い順に挨拶をするのが普通なのに、なぜか航平は一番最後らしい。
「前は2区の営業だったので、会社から近くなってありがたいです!」
陽太の後任の中田さんはおどけながら言って笑いを誘った。
「総務から来たのでわからないことだらけですが、頑張ります」
只野さんは緊張した様子で、頬を赤らめながら笑顔を作った。
MRたちも仕事を早く終わらせて、滅多に揃うことのないメンバーがほぼ全員揃った。
居酒屋の広い個室に長テーブルが二つあり、来た順に席に着く。
新しく入って来た航平を含む3人は上座に座った。
同じテーブルではあるけど、私の位置から航平はテーブルに身を乗り出さないと見えないくらいだ。
今日は陽太も3区の歓迎会らしい。
陽太はお酒が強いほうではないけど、きっと主役だからどんどん勧められるんだろう。
ゆえに二日酔いになることは予想済みで、明日のデートの約束もきっと叶わないと諦めている。
部長の長い話が終わり、主役の3人が一言ずつ挨拶をしていく。
役職が高い順に挨拶をするのが普通なのに、なぜか航平は一番最後らしい。
「前は2区の営業だったので、会社から近くなってありがたいです!」
陽太の後任の中田さんはおどけながら言って笑いを誘った。
「総務から来たのでわからないことだらけですが、頑張ります」
只野さんは緊張した様子で、頬を赤らめながら笑顔を作った。