さよならの続き
「これもおいしそうだな。有梨食べられる?」
「1個は無理ですよ。昼まで二日酔いだったのに」
「半分ならいける?」
「んー、半分なら」
「じゃあ半分こしよう」
ブタまんを買ってきたものの、熱くてなかなか半分に割ることができない。
「あつっ」
必死な顔をしてなんとか割ろうとする航平に笑った。
結局3分の1くらいの大きさになり、小さいほうをもらって食べた。
中華街の中を軽く1周して門の外へ戻るころ、気付けば日が傾いてた。
「…そろそろ帰ろうか」
空を見上げた表情のない横顔に、夢から覚めた気分になった。
陽太の顔は全然浮かばなかった。
楽しそうな航平につられて、私も楽しくなってあの頃のように一緒に笑っていた。
罪悪感でいっぱいになる。
私は一体何をしているんだろう。
「1個は無理ですよ。昼まで二日酔いだったのに」
「半分ならいける?」
「んー、半分なら」
「じゃあ半分こしよう」
ブタまんを買ってきたものの、熱くてなかなか半分に割ることができない。
「あつっ」
必死な顔をしてなんとか割ろうとする航平に笑った。
結局3分の1くらいの大きさになり、小さいほうをもらって食べた。
中華街の中を軽く1周して門の外へ戻るころ、気付けば日が傾いてた。
「…そろそろ帰ろうか」
空を見上げた表情のない横顔に、夢から覚めた気分になった。
陽太の顔は全然浮かばなかった。
楽しそうな航平につられて、私も楽しくなってあの頃のように一緒に笑っていた。
罪悪感でいっぱいになる。
私は一体何をしているんだろう。