さよならの続き
車の中は静まり返っていた。
もう沈黙が気になるような関係でもないけど、いつもなら私よりも陽太のほうがしゃべっているのに。
思わず陽太の顔を覗き込む。
「…陽太、まだ酔ってる?3日酔い?」
「違うよ。3日酔いなんて聞いたことないし」
「じゃあ体調悪い?」
「悪くないよ。なんで?」
「なんでって…」
私が言葉に詰まると、また沈黙が降りる。
その横顔はいつもと同じだし、無口だと思うのは私の気のせいなんだろうか。
それとも、自覚がないだけで本当は疲れているのかな。
今日は送ってもらわないで電車で帰ろうかな、なんてぼんやりと考えながら、スーパーでお惣菜を買って陽太の部屋に行った。
もう沈黙が気になるような関係でもないけど、いつもなら私よりも陽太のほうがしゃべっているのに。
思わず陽太の顔を覗き込む。
「…陽太、まだ酔ってる?3日酔い?」
「違うよ。3日酔いなんて聞いたことないし」
「じゃあ体調悪い?」
「悪くないよ。なんで?」
「なんでって…」
私が言葉に詰まると、また沈黙が降りる。
その横顔はいつもと同じだし、無口だと思うのは私の気のせいなんだろうか。
それとも、自覚がないだけで本当は疲れているのかな。
今日は送ってもらわないで電車で帰ろうかな、なんてぼんやりと考えながら、スーパーでお惣菜を買って陽太の部屋に行った。