死神のマリアージュ

「オーケー！俺は瓜生白虎(うりゅうびゃっこ)。あだ名は“白虎”。まんま名前で呼んでくれ！ヨロシク！」
「俺は江口佳正(えぐちよしまさ)。“えぐ”とか“ヨッシー”って呼ばれることが多いかな。できれば３年間、同じクラスメイトとして仲良くしてくれ。よろしく！」
「どうも～！安倍まりあです！冗談みたいだけどこれ、本名なのよ。えっと、私のことはみんな“あべちゃん”とか“まリア充”とか、白虎みたくストレートに名前の“まりあ”とかいろいろ呼ばれてるから、二人とも好きなように呼んでね。よろしく！」
「えーっと、等々力緋色(ととりきひいろ)です。もう二人とも知ってると思うけど、“トトさま”で通ってるので。どうぞよろしく」
「うちの番どすね？ほな。和田巡(わだめぐり)言います。うちは二年前からこのクラスに入りました新参者どす。どうぞよろしゅう。それからうちのことは名前の“めぐり”とか“わだっち”って呼んでもろてええどすよ～」
「次俺か。曽我直哉(そがなおや)。男子クラス委員長です。俺は“なお”って呼ばれるのが一番多いかな。あとは“そがちゃん”とか。このクラスってホント、みんな仲良いから、二人ともすぐ馴染むと思うよ。よろしく。ちなみに俺と白虎はいとこ同士でーす」
「そうそう！神谷んとこみたく」
「白虎の父さんと俺の母さんがきょうだいなんだ」
「それからなおくんのお母さんは、慶葉の先生だよ」
「初等部担当だから、高等部を受け持つことはないけどね」