死神のマリアージュ
「もしもし」
「雅希。今電話しても大丈夫か?」
「うん。二次会は終わったの」
「終わった!」
二次会は飛鳥さんのカフェ「シャーデンフロイデ」で開催された。
忍と私は不参加だったけど、ほとんどが「二次会行く!」と言っていた。
「楽しかったようだね」
「うん!すげー楽しかった。来てくれた女子たち全員、飛鳥兄ちゃん見た途端にキャーキャー騒いでさー」
「特にちなっちゃんがすごかったんじゃない?」
「“カッコよすぎて鼻血出る~!私の免疫越えてる~!”って何回言ってたかなー」と聞いた私は、思わず笑ってしまった。
「飛鳥さん、アイドルみたい」
「アヅチは兄ちゃんに“ぜひ俺を弟子にしてしてください!”とか、わけわからんこと言ってた」
「アヅチは自分のキャラをよく理解できてるよね」
「そうだな!いっつもみんなに散々ツッコまれて笑い取ってるし。アヅチってさ、何気にクラスの人気者だよな」
「あいつは場を明るくして盛り上げることができる天才だから。みんなに好かれるキャラだけど、私はアヅチにプロポーズされても結婚はしない」
「ダメだっ!」
「なにが」
「おまえはもう・・“先約済”、だろ」と界人に言われた私は、分かっているけど聞き返した。
「誰と」
「俺と!」
「雅希。今電話しても大丈夫か?」
「うん。二次会は終わったの」
「終わった!」
二次会は飛鳥さんのカフェ「シャーデンフロイデ」で開催された。
忍と私は不参加だったけど、ほとんどが「二次会行く!」と言っていた。
「楽しかったようだね」
「うん!すげー楽しかった。来てくれた女子たち全員、飛鳥兄ちゃん見た途端にキャーキャー騒いでさー」
「特にちなっちゃんがすごかったんじゃない?」
「“カッコよすぎて鼻血出る~!私の免疫越えてる~!”って何回言ってたかなー」と聞いた私は、思わず笑ってしまった。
「飛鳥さん、アイドルみたい」
「アヅチは兄ちゃんに“ぜひ俺を弟子にしてしてください!”とか、わけわからんこと言ってた」
「アヅチは自分のキャラをよく理解できてるよね」
「そうだな!いっつもみんなに散々ツッコまれて笑い取ってるし。アヅチってさ、何気にクラスの人気者だよな」
「あいつは場を明るくして盛り上げることができる天才だから。みんなに好かれるキャラだけど、私はアヅチにプロポーズされても結婚はしない」
「ダメだっ!」
「なにが」
「おまえはもう・・“先約済”、だろ」と界人に言われた私は、分かっているけど聞き返した。
「誰と」
「俺と!」