死神のマリアージュ
「あぁそうだよね。彼とデートするから」
「しない」
「あらそうなの?部活とか習い事があるのかしら」
「ううん。バイトとトレーニングするって言ってた」
「わたしまー姉ちゃんのカレシみたかったなあ」
「そのうち会えるよ、頼良(らいら)
「武臣叔父さん、私本人を差し置いて勝手に話を進めないでくれる」
「雅希ちゃんの彼、外見も内面もすっごいイケメンなんでしょー?」
「誰から聞いたの」「忍くん」「あいつ・・」
「と、頼雅さんから」
「え?父さん?」
(あらた)も言ってたよ」
「あ・・そう」

少なくとも界人に会ったことある人(家族)はみんな、界人のこと「外見内面ともにイケメン」だと認めてるんだ。良かった。
それに嬉しい・・。

つい顔がほころんだ私を見た武臣叔父さんは、「やっぱり雅希ちゃんはツンデレだよね。じゃあ行こうか」と言った。
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