死神のマリアージュ
「キャーッ!魁くぅん!」「カッコイ~ッ!!」
「忍くんもすごくカッコいいよ~!」「神谷く~ん!こっち向いて~!」
「あっ、魁くんがこっち見た!!」「いや、今のは絶対ナツコを見てないよ」
「それでもいいのっ。魁くんは私の王子様だから!」
さらに言うなら、チームメイトが「もう勝ち目ないから」と諦めている中でも、自分は全力でプレーし続ける「相手チームのプレーヤー」が、一番強い精神力を持ってると思う。
たとえ「試合に勝つことはムリ」と分かっていても、それでもやる気を保ち続けることは、「勝っていても全力でプレーし続けること」よりもっと難しい気がするから。
今のところ相手チームは全員すでに、諦めモードに入ってるようだけど。
同じクラスの女子たちまで自分のクラスメイトを応援しないどころか、自分たちにとっては相手チームに当たる、いわば「敵」に声援を送ってるのもよく分からない。
負けてたら応援しないってことなのかな。
それだとプレーしてる側は、ますます諦めモードに入ってしまう気がする。
「なんか、すごいね」
「まるで自家発電できそうなくらい、非常に熱心な“数々の声援”ですな」
「忍くんは元からこんな感じだけどさ、界人くんの人気ぶりもかなりすごくない?」
「でも雅希っ」「なに、ちなっちゃん」
「あんたは心配しなくていいのよ。界人くんにキャーキャー言ってる人たちって、例えるなら“アイドルに熱狂するファン”ってとこだから」
「忍くんもすごくカッコいいよ~!」「神谷く~ん!こっち向いて~!」
「あっ、魁くんがこっち見た!!」「いや、今のは絶対ナツコを見てないよ」
「それでもいいのっ。魁くんは私の王子様だから!」
さらに言うなら、チームメイトが「もう勝ち目ないから」と諦めている中でも、自分は全力でプレーし続ける「相手チームのプレーヤー」が、一番強い精神力を持ってると思う。
たとえ「試合に勝つことはムリ」と分かっていても、それでもやる気を保ち続けることは、「勝っていても全力でプレーし続けること」よりもっと難しい気がするから。
今のところ相手チームは全員すでに、諦めモードに入ってるようだけど。
同じクラスの女子たちまで自分のクラスメイトを応援しないどころか、自分たちにとっては相手チームに当たる、いわば「敵」に声援を送ってるのもよく分からない。
負けてたら応援しないってことなのかな。
それだとプレーしてる側は、ますます諦めモードに入ってしまう気がする。
「なんか、すごいね」
「まるで自家発電できそうなくらい、非常に熱心な“数々の声援”ですな」
「忍くんは元からこんな感じだけどさ、界人くんの人気ぶりもかなりすごくない?」
「でも雅希っ」「なに、ちなっちゃん」
「あんたは心配しなくていいのよ。界人くんにキャーキャー言ってる人たちって、例えるなら“アイドルに熱狂するファン”ってとこだから」