死神のマリアージュ
「なに?」
「また・・また明日から一緒なっ」
「うん。界人」
「なに?」
「誘ってくれてありがとう。真珠も」
「あ・・・明日!明日開催しようよ!みんな、明日の予定は?」
「俺は大丈夫。空いてる!」
「俺も!」
「私も」
「じゃあ“善は急げ”ということで。明日の放課後、うちに集合だよっ!」

魁界人くんは、幼いときから身内以外で普通に接することができる、私の幼馴染。
そして界人は、身内以外で普通に接してくれて、私に「また会いたかった」と言ってくれた数少ない私の友だち。
界人と9年ぶりに再会したその日から、身内以外で普通に接することができて、私に普通に接してくれる数少ない女友だちが、一人増えた。 

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