死神のマリアージュ
「・・ぁ・・」
思わず顔を上げた私は、両手を顔の前までかざして、意識しながらまじまじと見たことで、私の両手は普通に見えてる!と今頃気がついた。
念のために私は、タンスの上に置いてるのよりも大きいサイズの洗面台(部屋はバス・トイレつきだ)の鏡を見て・・・ホッと安堵の息をついた。
なぜなら鏡に映っている私の姿も、薄く見えないからだ。
あぁ良かった・・・「元に戻って」・・?それとも「元どおりになって」と言うべき?なのかな。
でもこうなったからにはもう、父さんに隠すことはできない。
父さんやほかの家族にも、うやむやに隠し通せる現状じゃないし。
そもそも私自身が隠しておきたいなんて、今はもう思ってない。
たとえ父さんが理由や原因や解決策を知らなくてもいい、これ以上父さんを心配や動揺させないためにも、父さんには全部話そう。人が薄く視えるときがあることを。
思わず顔を上げた私は、両手を顔の前までかざして、意識しながらまじまじと見たことで、私の両手は普通に見えてる!と今頃気がついた。
念のために私は、タンスの上に置いてるのよりも大きいサイズの洗面台(部屋はバス・トイレつきだ)の鏡を見て・・・ホッと安堵の息をついた。
なぜなら鏡に映っている私の姿も、薄く見えないからだ。
あぁ良かった・・・「元に戻って」・・?それとも「元どおりになって」と言うべき?なのかな。
でもこうなったからにはもう、父さんに隠すことはできない。
父さんやほかの家族にも、うやむやに隠し通せる現状じゃないし。
そもそも私自身が隠しておきたいなんて、今はもう思ってない。
たとえ父さんが理由や原因や解決策を知らなくてもいい、これ以上父さんを心配や動揺させないためにも、父さんには全部話そう。人が薄く視えるときがあることを。