死神のマリアージュ
「にーちゃんっ!」
「照れるなよぅ、界人くん。ま、そこが界人くんのチョーカワイイところなんだけどねっ」
「ギャー!もうにーちゃんっ!公共の道端で俺にギューッと抱きつくのはやめてくれ~!」
「界人くん、今日もカワイイ!」
「にーちゃーん!」
9年前は忍と私のリーダー的まとめ役だった界人が、今では「実はどこでもイジられキャラ」になっている・・・。
飛鳥さんにもイジられてるし(この様子だと飛鳥さんはしょっちゅうやってるっぽい)、学校でもクラスの男子には、よく「天然キターッ!」とか言われてイジられてることが多いし。
でも界人といると、ついイジりたくなるのは、なんとなくだけど分かる。
なんというか・・・つい、からかいたくなる?
それとも・・・つい構いたくなる、みたいな。
それって、男の子が好きな女の子にわざと女の子が嫌がるようなことを言ったりしたりすることと似てない?
じゃあこれって、「ツンデレ的な愛情表現」の一種なのかな。
少なくともこれは「いじめ」じゃないことだけは、絶対確かだ。
とにかく、これ以上イジられっぱなしの界人を見ているだけだと「帰る!」って言い出しかねないので、私は顔がほころぶのをこらえながら無難に「ありがとうございます」と言った。
「照れるなよぅ、界人くん。ま、そこが界人くんのチョーカワイイところなんだけどねっ」
「ギャー!もうにーちゃんっ!公共の道端で俺にギューッと抱きつくのはやめてくれ~!」
「界人くん、今日もカワイイ!」
「にーちゃーん!」
9年前は忍と私のリーダー的まとめ役だった界人が、今では「実はどこでもイジられキャラ」になっている・・・。
飛鳥さんにもイジられてるし(この様子だと飛鳥さんはしょっちゅうやってるっぽい)、学校でもクラスの男子には、よく「天然キターッ!」とか言われてイジられてることが多いし。
でも界人といると、ついイジりたくなるのは、なんとなくだけど分かる。
なんというか・・・つい、からかいたくなる?
それとも・・・つい構いたくなる、みたいな。
それって、男の子が好きな女の子にわざと女の子が嫌がるようなことを言ったりしたりすることと似てない?
じゃあこれって、「ツンデレ的な愛情表現」の一種なのかな。
少なくともこれは「いじめ」じゃないことだけは、絶対確かだ。
とにかく、これ以上イジられっぱなしの界人を見ているだけだと「帰る!」って言い出しかねないので、私は顔がほころぶのをこらえながら無難に「ありがとうございます」と言った。