死神のマリアージュ
「さっきも言ったけど、ボクはまだ正式なメンバーじゃないから。ただ雅希さんや界人くんはゼロ課のことを知ってるからね、話しておいてもいいかなと思ってさ。でもこれは“一応機密事項”だから、雅希さんは分かってると思うけど、口外しないでね」
「あ、はい。もちろんです」と言いながら、私は隣にいる界人をチラッと見た。
その途端、界人は私から視線をそらしたのが、私には分かった。
界人も「ゼロ課」のことを知ってたんだ。いつから知ってたんだろ・・あれ?ちょっと待って。
ということは、もしかして界人は、私と再会する「前」から、父さんとコンタクトを取っていたことにならない・・・?
「かい・・」「まさきー、部屋どこ?」
「あ・・えっと、この階段を上りきってすぐ」
「行こう。兄ちゃん、またなー」
「あとでね~!」
あの界人がごまかした。
いや、はぐらかした。
「あ、はい。もちろんです」と言いながら、私は隣にいる界人をチラッと見た。
その途端、界人は私から視線をそらしたのが、私には分かった。
界人も「ゼロ課」のことを知ってたんだ。いつから知ってたんだろ・・あれ?ちょっと待って。
ということは、もしかして界人は、私と再会する「前」から、父さんとコンタクトを取っていたことにならない・・・?
「かい・・」「まさきー、部屋どこ?」
「あ・・えっと、この階段を上りきってすぐ」
「行こう。兄ちゃん、またなー」
「あとでね~!」
あの界人がごまかした。
いや、はぐらかした。