たまは、俺の猫でしょ?
【03.】たまは、俺の猫でしょ?
響くんの〝お仕置き〟も無事に?
終わり、2人でゲームの真っ最中だったのに......
「あっ、そーだ、」
突然何かを思い出したかのような響くん。
「何も言わずに、これ付けて?」
そう言って幼なじみから差し出されたのは。
紛れもなく、〝猫耳カチューシャ〟
「響くん......これは......?」
「ん?猫耳カチューシャ」
「猫耳カチューシャは分かるけど......」
いくら私が馬鹿でも、
見たら簡単分かる〝猫耳カチューシャ〟
なぜそれを私に、
差し出しているのかも分からない.........
「ほーら、たま?」
私と距離を詰めるように、近づいてくる響くん。