たまは、俺の猫でしょ?
そんなことを言われたら断れないないっ......
「っ、付けるっ......‼︎」
ドキドキしながら宣言してしまった。
響くんの中の〝良い子〟でいたいから。
〝良い子〟はどうやら、
猫耳カチューシャを付けなきゃいけないみたい...?
私が〝猫耳カチューシャ〟を付けて響くんを見た瞬間。
「...............やば、想像以上」
そんな声を出した響くん。
──────グイッ!
息つく暇もないぐらいな勢いで引っ張られて。
そのまま響くんの腕の中。
「............っ‼︎響、くん」
密着するとドキドキしちゃうのは、
いつものことだけど..................