たまは、俺の猫でしょ?


「ほんと、たまって猫みてぇ」

「どっ、どこがっ‼︎」



どうせ、今の見た目のことでしょ?



そう言おう瞬間だった...............



「っ、…ん」



私の言葉を黙らせるかのように。



くちびるが、塞がれた...............?



「たまの言いたいことなんてお見通しだし?」



余裕たっぷりの笑顔でニカッと笑う響くん。



「............まだ、何も言ってないもん」



せめてもの抵抗だった..................



「あ、え、なに?また塞がれたい?」



笑いながら、
私のくちびるに人差し指を当てて言う響くん。

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