たまは、俺の猫でしょ?


「............っ、」



私の思ってること、全部、図星過ぎるよ......



「たーま?返事は?」



促すようにそっと頬に落ちて来た温もり。



もう、隠しておけないよっ..................



「響くんっ、すきっ、すごく、好き」

「ふっ、たま。やっと言った」



嬉しそうに微笑みながら言う響くん。



でも...............



「もう、他の子にっ、
『可愛い』って言ったら、やなの............」



ずっと言いたくても言えなかった本心。



ぶつけるなら、今しかない!



このタイミングしかない!



そう思ったら、声になってた..................


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