たまは、俺の猫でしょ?
【02.】響くんのお仕置き
「.........ふぅ、」
響くんに指定された、
〝いつもの部屋着〟に身を包み軽く深呼吸。
「っ、.........へん、じゃないよね?」
自分の部屋の鏡の前。
確認しながら何度も回ってみる。
なんのことない、
〝いつもの部屋着〟なのに.........
響くんに指定されただけで、
凄くドキドキする自分がいるのが分かる。
〝お呼び出し〟によって、
妙に走る緊張感には未だに慣れない。
だって、〝お呼び出し〟は。
響くんが〝何か〟怒ってる合図だから.........
今まで、
お呼び出しされた時だってそうだった。
普段は優しい響くんが、唯一怒る瞬間。