たまは、俺の猫でしょ?


「.....................」

「.....................」



数秒間、沈黙が流れたあと。



「はぁーーー」



頭をガシガシとしながら、
あからさまに息を吐く響くん。



「.........響、くん?」



私が響くんに近づいて名前を呼んだ瞬間.........



「あれだけ〝男〟には気をつけてって、
教えたのに、まだ分かんないんだ?」



その言葉と共に、背中を触られた.........



「ひゃうっ、響くんっ‼︎くすぐったい!」



背中を触られたくすぐったさで、
思わず変な声が出てしまう私。



「それは良かったね」



...............良かった??


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