【電子書籍化進行中】声を失った令嬢は、次期公爵の義理のお兄さまに恋をしました
「ごめん、遅くなったね」
私は首を振って大丈夫なことを伝えますが、よく見たらラルスさまは少し髪が乱れています。
きっと急いできてくださったのでしょう。そのお気持ちがとても私にはとても贅沢な気がして、嬉しいです。
「仕事が長引いてね、ごめんね」
そう言いながら私のほうへと歩いて来るラルスさま。
私の元までいらっしゃったラルスさまは、私に優しい微笑みでこう言いました。
「ローゼマリー、社交界に来ていくドレスを見に行こうか」
「(え?)」
私は予想外のことを言われてきょとんとしてしまいました。そんな私を見てラルスさまはニコリと笑いました。
◇◆◇
私は首を振って大丈夫なことを伝えますが、よく見たらラルスさまは少し髪が乱れています。
きっと急いできてくださったのでしょう。そのお気持ちがとても私にはとても贅沢な気がして、嬉しいです。
「仕事が長引いてね、ごめんね」
そう言いながら私のほうへと歩いて来るラルスさま。
私の元までいらっしゃったラルスさまは、私に優しい微笑みでこう言いました。
「ローゼマリー、社交界に来ていくドレスを見に行こうか」
「(え?)」
私は予想外のことを言われてきょとんとしてしまいました。そんな私を見てラルスさまはニコリと笑いました。
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