【電子書籍化進行中】声を失った令嬢は、次期公爵の義理のお兄さまに恋をしました
第18話
私の声が出なくなってから半年ほどが経過しました。
あれから皆さんに支えられて生活ができ、そして読み書きやマナーの勉強をして少しずつ貴族令嬢としての勤めを果たせるようになってきました。
「数日後、フェーヴル伯爵家でお茶会が開かれる。ローゼマリーに招待状が来ているんだが、行ってくれるか?」
「(かしこまりました)」
私はドレスに特注でつけていただいたポケットから紙とペンを取り出すと、するすると文字を書きます。
そしてそれをお父さまに見せます。
「ああ、今回はご令嬢のみのお茶会らしくてね。クリスタも同行させるから一人で大丈夫そうか?」
「(はい。行ってまいります!)」
私はお父さまにお辞儀をすると、執務室をあとにしました。
あれから皆さんに支えられて生活ができ、そして読み書きやマナーの勉強をして少しずつ貴族令嬢としての勤めを果たせるようになってきました。
「数日後、フェーヴル伯爵家でお茶会が開かれる。ローゼマリーに招待状が来ているんだが、行ってくれるか?」
「(かしこまりました)」
私はドレスに特注でつけていただいたポケットから紙とペンを取り出すと、するすると文字を書きます。
そしてそれをお父さまに見せます。
「ああ、今回はご令嬢のみのお茶会らしくてね。クリスタも同行させるから一人で大丈夫そうか?」
「(はい。行ってまいります!)」
私はお父さまにお辞儀をすると、執務室をあとにしました。