言の花箱～交響詩片～

たったひとりの友達

たった一人の大切な友達
いなくなっちゃった
そばに居るのに動かない
そばに居るのに
ここには居ない

君がいると楽しくて
あったかくて

静かな森の中で
君と最後のお別れ
君といた時間が
思い出が・・・
涙と一緒に
あふれ出してきて
零れそうになるから
一生懸命がまんして
悲しくても
淋しくても
がまんして
最後のお別れ

冷たい土の中で
君は眠るんだね
僕との思い出
忘れないでほしいな・・・

静かな森の中
小さなさざめき
風の声？人の声？
近づいてくる

新しい出会い
君との思い出を
胸いっぱい
君への想い
両手いっぱい
抱え込んで
それでも僕は
外へ向かって
一歩一歩
歩き出していくよ