ダイヤモンドのような恋
「早く部活を決めろ!」と
言わんばかりの速さで
それぞれの部活紹介が
行われた。
体育館の
約半分を使っての紹介は
迫力があったりなかったりと
とっても個性豊かだった。
バスケ部は、
パスをしてドリブルをして…
最後には華麗に
シュートを決めた。
カッコ良く決めたバスケ部にも
ファンが増えそぅな気がする。
ただでさえ
西野っちが顧問なのに…
大丈夫かなぁ…。
途中で優子が
「私、バスケ部入ろっかな♪」
と冗談混じりで笑ってみせた。
野球部は、
青春ドラマ風な劇で
とっても面白かった。
顧問の先生自体が
面白いらしく、
野球部員はとても
生き生きしているようだった。
「野球部員のみんな!
オラに力を!!」
「ドラゴンボール
パクってんじゃねぇよ!」
の辺りで男子達が
とてもウケていた。
サッカー部は、
ヘディングを連続で決めたり、
シュートをきちんと
キーパーが止めたりと、
よくルールを知らない私でも
強いチームなんだとわかった。
顧問はあの体育の先生。
こっちもファンとか
増えちゃいそぅで
大変そぅだなぁ…。
「私、サッカー部でも
いいかなぁ♪」
と優子が笑った。
優子って、もしかして
イケメン好きかも…。
運動部の紹介が終わると
次は文化部の紹介になった。