緑くんに告白されて。
②
違和感
“俺、小さい頃からずっと橙乃の事、女の子として好きだよ”
そう言われた後、私はずっと放心状態で気づいたら自分の家にいて。
気づいたら翌朝になっていた。
「橙……?おはよう」
「おはよ……緑く……ん!?」
緑くんが私のベットの中にいた。
いつも通りのことなのに、いつも通りの普通の反応ができない。
「あ、顔真っ赤。かわい」
そう言って、私のことを抱き枕のように包み込む緑くん。
緑くんは身長が高いから、普通サイズの私はすっぽり緑くんに埋もれてしまう。
「俺の気持ち……やっと橙に伝えられた。これで橙に触り放題だよね」
「なわけないでしょ!」
そう言いながら、緑くんをベッドから追い出した。
告白……されたとはいえ、私が緑くんのことを好きかどうかは分からなくって……。
「ほら、橙。もう8時だよ。もう朝ごはん食べれないね」
「や、やばい……!もう全部緑くんのせい!ばか緑!」