緑くんに告白されて。




錦祭リボン伝説とは、紅葉総合学園高等部に伝わる恋の伝説である。



文化祭初日の朝、3年生1人1人の下駄箱に英語で書かれた数字が刺繍された赤いリボンが1つ入っている。



私たちの学校は、1学年200人。

1~199までの番号が1枚ずつあって、199枚。
200枚目は、1~199番の数字の中からもう1枚抜き出され、どれかの数字のリボンが2枚存在することになるのだ。



そうして両思いのふたりが同じ番号を持っていると、そのリボンが永遠の赤い糸ならぬ、赤いリボンとなるのだ。
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