緑くんに告白されて。
そう言った直後に、いつも通りの優しいキスをされた。
「橙、顔真っ赤」
「うるさい」
少しの会話を交わしたら、いつもよりも苦しいキスが始まった。
「んっ………」
「可愛い声出してるね」
「いちいち言わないで。……恥ずかしいから」
緑くんはやっぱり慣れている感じがしたけど、それよりも愛されている感じがして嬉しい気持ちの方が強かった。
「橙、おはよう。体大丈夫?」
「……うん……」
昨日は緑くんに愛されて、そのまま寝てしまいました。
朝になると恥ずかしさがじわじわと襲ってきて、緑くんの顔が見られなかった。
「あ、そうだ。橙、一緒にお風呂入ろ」
「い、一緒に⁉︎」
緑くんと一緒にお風呂に入るのなんて小学生ぶり……。
「はい、俺のTシャツ脱いで」
昨日、緑くんの大きめのTシャツを着て寝ていました。
大きすぎて、ほぼワンピース状態。
「あ、あっち行ってから自分で脱ぐ…から許してください…」
緑くんに流されて結局入ることになってしまった。