緑くんに告白されて。




そう言った直後に、いつも通りの優しいキスをされた。



「橙、顔真っ赤」


「うるさい」



少しの会話を交わしたら、いつもよりも苦しいキスが始まった。



「んっ………」

「可愛い声出してるね」

「いちいち言わないで。……恥ずかしいから」



緑くんはやっぱり慣れている感じがしたけど、それよりも愛されている感じがして嬉しい気持ちの方が強かった。






「橙、おはよう。体大丈夫?」


「……うん……」



昨日は緑くんに愛されて、そのまま寝てしまいました。


朝になると恥ずかしさがじわじわと襲ってきて、緑くんの顔が見られなかった。



「あ、そうだ。橙、一緒にお風呂入ろ」


「い、一緒に⁉︎」



緑くんと一緒にお風呂に入るのなんて小学生ぶり……。



「はい、俺のTシャツ脱いで」


昨日、緑くんの大きめのTシャツを着て寝ていました。

大きすぎて、ほぼワンピース状態。



「あ、あっち行ってから自分で脱ぐ…から許してください…」



緑くんに流されて結局入ることになってしまった。





< 48 / 64 >

この作品をシェア

pagetop