緑くんに告白されて。




お墓参りを終え、帰りに電車の中。



「橙、これからもずっと一緒にいてね」


「どうしたの?いきなり」


「お母さんみたいにいなくなっちゃたりしないかなって」



電車のなかで私の肩に頭を置いてそういう緑くん。



「いなくならないよ、私にだって翠くんが必要だもん」


「そっか。なんか嬉しい」





その後、緑くんは眠ってしまってお墓参りは終わった。









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