緑くんに告白されて。




「そ、そんな事ないけど……ありがと……う?」



「てことで、手かして」


「……う、うん……?」



手のひらを緑くんの前に差し出す。



「橙の手、相変わらず小さくて可愛い」


「み、緑くん……今日いつもより可愛いって言い過ぎ……。さすがに恥ずかしいよ」



いつもはまじまじと見ていられる緑くんの顔が今は見られない。
なんでだろう……。



「だって、可愛いもん。ずっと見てたいし触ってたい」


「み、緑くん……!」



気づいたら、指を絡める恋人繋ぎになっていて。



「橙、顔真っ赤」


ニヤニヤしながらからかってくる緑くん。



なんで顔真っ赤になってるの!私!!
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