クールな君と愛しすぎる僕
いつも買い物をするスーパーに着く。
カートを取った登羽。
「はい、寧音ちゃん!
こ、こ!おいで?」
カートと自分の間を指す。
「うん」と頷き間に入ると、包み込むようにカートを押し出す登羽。
「とりあえず、野菜と果物、肉と魚!
後は……醤油とみりんと…お茶の葉と洗剤が切れかけてたよね」
「よく覚えてるね。
メモの取らずに」
「当たり前!」
「凄いね、登羽」
振り向き見上げると、登羽が微笑んでいた。
レジに並び、会計をしてエコバッグに詰め込む。
「あ!」
寧音が、バッグをごそごそしながら小さな悲鳴をあげる。
「ん?どうしたの?」
「エコバッグ、一つしか入れてなかった。
どうしよう……」
「じゃあ、袋買おう!」
「ダメだよ。
エコに協力しないと」
「でも、一つじゃ入りきらないよ?」
「うーん…
あ!この醤油とみりんと洗剤を私が抱っこすれば……!
…………ほら、いけ…る……!」
真顔で言いながら、醤油とみりんと洗剤以外をエコバッグに詰め込む寧音。
「抱っこって……(笑)
寧音ちゃん、可愛い…!」
クスクス笑いながら、寧音を見つめる。
「……………でも、パンパンだ…」
詰め込んだのはいいが、パンパンでエコバッグが破れそうだ。
「寧音ちゃん、無理があるよ?
しょうがないから、買おう!」
「う、うん…」
結局、袋を購入して詰め込み、外に出る。
「登羽」
「ん?」
「一つ袋ちょうだい」
「え?いいよ。僕が持つから!」
「ダメだよ」
「どうして?
結構、重いよ?
寧音ちゃんの細い腕では持てないよ。
僕は男だし、意外に筋肉あるんだよ?」
「男だから荷物を持つとか関係ないよ。
一緒に暮らしてるんだし、何でも助け合わないと」
「うーん……あ!そうだ!
寧音ちゃん、これ持って!
一緒に持とう!」
エコバッグの手提げの部分を、一つずつ持つ。
「なんか…変だよ…」
「そう?
でも、確かにこれじゃ…手を繋げない。
やっぱ、やーめた!」
結局いつものように手を繋ぎ、エコバッグと袋を登羽が片手で二個持ちするのだった。
カートを取った登羽。
「はい、寧音ちゃん!
こ、こ!おいで?」
カートと自分の間を指す。
「うん」と頷き間に入ると、包み込むようにカートを押し出す登羽。
「とりあえず、野菜と果物、肉と魚!
後は……醤油とみりんと…お茶の葉と洗剤が切れかけてたよね」
「よく覚えてるね。
メモの取らずに」
「当たり前!」
「凄いね、登羽」
振り向き見上げると、登羽が微笑んでいた。
レジに並び、会計をしてエコバッグに詰め込む。
「あ!」
寧音が、バッグをごそごそしながら小さな悲鳴をあげる。
「ん?どうしたの?」
「エコバッグ、一つしか入れてなかった。
どうしよう……」
「じゃあ、袋買おう!」
「ダメだよ。
エコに協力しないと」
「でも、一つじゃ入りきらないよ?」
「うーん…
あ!この醤油とみりんと洗剤を私が抱っこすれば……!
…………ほら、いけ…る……!」
真顔で言いながら、醤油とみりんと洗剤以外をエコバッグに詰め込む寧音。
「抱っこって……(笑)
寧音ちゃん、可愛い…!」
クスクス笑いながら、寧音を見つめる。
「……………でも、パンパンだ…」
詰め込んだのはいいが、パンパンでエコバッグが破れそうだ。
「寧音ちゃん、無理があるよ?
しょうがないから、買おう!」
「う、うん…」
結局、袋を購入して詰め込み、外に出る。
「登羽」
「ん?」
「一つ袋ちょうだい」
「え?いいよ。僕が持つから!」
「ダメだよ」
「どうして?
結構、重いよ?
寧音ちゃんの細い腕では持てないよ。
僕は男だし、意外に筋肉あるんだよ?」
「男だから荷物を持つとか関係ないよ。
一緒に暮らしてるんだし、何でも助け合わないと」
「うーん……あ!そうだ!
寧音ちゃん、これ持って!
一緒に持とう!」
エコバッグの手提げの部分を、一つずつ持つ。
「なんか…変だよ…」
「そう?
でも、確かにこれじゃ…手を繋げない。
やっぱ、やーめた!」
結局いつものように手を繋ぎ、エコバッグと袋を登羽が片手で二個持ちするのだった。