クールな君と愛しすぎる僕
「はぁ…寧音ちゃん、寧音ちゃん…もっと、チューしてー?」

自宅マンションに帰るなり、寧音をベッドに押し倒した登羽。
何度もキスを迫っていた。

「と…わ……お願…もう…」
「やだー!このまま、シようね~!」

寧音のブラウスのボタンを一つ一つ外しながら、チュッ!チュッ!とキスが落ちてくる。

「ん…ぁ…と…わ…/////シャ…ワー浴び、た…い…/////」
手の甲で口元を押さえ、顔を赤くする。

「……/////」
登羽はこの、顔を赤くして潤んだ瞳で見つめてくる寧音が好きだ。


普段はほとんど無表情なのに、キスや抱かれてる時の寧音は唯一表情がくるくる変わる。

こうゆう表情は、恋人である自分しか見れない。

優越感と独占欲で、おかしくなりそうだ━━━━━━


夢中で身体にキスを落としていると、登羽のスマホが鳴り響いた。
「んんっ…と…わ…携帯…」

「ん…ダメ……こっちに、集中して……」
「ンンン…」
寧音の顔を覗き込むように見て、口唇を重ねた。

「ん…僕、いっぱい我慢したんだから!
…………それに、寧音ちゃんだって、もう…我慢できないでしょ?」

寧音を見下ろしている登羽の顔が、妖しくてぞくぞくする。

「登羽…」

「ん?」

「もっと…」

「もっと?」

「もっと、して?」

「………っ…/////」
(ヤバいな/////この煽り…/////)

「登羽…」
手を伸ばしてくる寧音。
その手に指を絡めて握り、指先にキスをした。

「うん、もっと…もーっとしようね……!」

そして口唇を重ねた。


何度も抱き合って、そのまま二人は眠ってしまった。
しばらくして、寧音が目を覚ます。
「ん…」

登羽にしっかり抱き締められていて、ゆっくり見上げた。
「綺麗…」

登羽の寝顔があまりにも綺麗で、思わず呟き見惚れる。

普段、登羽の寝顔をあまり見ない寧音。

朝は起きると既に登羽は起きていて、夜もキス責めや抱かれて寝るので先に寝ることが多いから。

しばらく見つめて、ゆっくり起き上がった。

何も着ていないので、服を探す。
ベッドの下に無造作に投げられていたので、それを拾うためにベッドを降りた。

そして風呂にも入らず、帰ってそのままベッドに押し倒おされたので、シャワーを浴びようと風呂場に向かった。
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