クールな君と愛しすぎる僕
そして、家を出る前に寧音に言い聞かせる。
「寧音ちゃん。
ここから出ちゃダメだよ?」
「うん。
大丈夫だよ、ちゃんと留守番するよ」
「なるべく早く帰ってくるからね!」
「うん。ご飯作って待ってるね」
「うん!
じゃあ……オムライスがいいー!
ふわふわしたやつー」
「わかった」
やっぱり、無表情で淡々と答える寧音。
でも僕には、微笑んでいることがわかる。
無表情でも、寧音のことならなんでもわかる。
喜怒哀楽、全て。
寧音にキスをして、玄関を出る。
エレベーターで、エントランスに降りる。
コンシェルジュ室から、男が出てくる。
「登羽さん!お疲れ様ですっ!」
「三時間くらい出てくる。
よろしくね」
「はい!」
この男は、晴彦の部下。
おそらくないとは思うが、寧音が万が一逃げ出さないように監視させている。
ちなみに、このマンションの所有者は“僕”
このマンションには、僕と寧音しか住んでいない。
エントランスには、晴彦の部下が毎日交代で待機している。
もちろん、この事は寧音は知らない。
そして僕は、顔に綺麗な笑顔を貼り付けて仕事をする。
スムーズに仕事が済み、二時間半後にマンションに帰りついた。
先程の晴彦の部下が、エントランスで出迎えた。
「あ!登羽さん!」
「ただいま。
どうだった?」
「寧音さんは、変わりないです。
ただ……」
「ただ?」
「和光って奴が、また来ました」
「“また”!!?」
ほんっと、しつこい男!!!
「寧音ちゃん。
ここから出ちゃダメだよ?」
「うん。
大丈夫だよ、ちゃんと留守番するよ」
「なるべく早く帰ってくるからね!」
「うん。ご飯作って待ってるね」
「うん!
じゃあ……オムライスがいいー!
ふわふわしたやつー」
「わかった」
やっぱり、無表情で淡々と答える寧音。
でも僕には、微笑んでいることがわかる。
無表情でも、寧音のことならなんでもわかる。
喜怒哀楽、全て。
寧音にキスをして、玄関を出る。
エレベーターで、エントランスに降りる。
コンシェルジュ室から、男が出てくる。
「登羽さん!お疲れ様ですっ!」
「三時間くらい出てくる。
よろしくね」
「はい!」
この男は、晴彦の部下。
おそらくないとは思うが、寧音が万が一逃げ出さないように監視させている。
ちなみに、このマンションの所有者は“僕”
このマンションには、僕と寧音しか住んでいない。
エントランスには、晴彦の部下が毎日交代で待機している。
もちろん、この事は寧音は知らない。
そして僕は、顔に綺麗な笑顔を貼り付けて仕事をする。
スムーズに仕事が済み、二時間半後にマンションに帰りついた。
先程の晴彦の部下が、エントランスで出迎えた。
「あ!登羽さん!」
「ただいま。
どうだった?」
「寧音さんは、変わりないです。
ただ……」
「ただ?」
「和光って奴が、また来ました」
「“また”!!?」
ほんっと、しつこい男!!!