死体写真2
続けて哲也がそう言い、毅を手伝って静の体をフェンスの向こうへと押しやる。
「やめて!!」
そこでようやく声が出た。
けれどそのときはもう静の体はふたりの手から離れていて、空中を舞っていた。
グラリと視界が反転して、頭から落下していく。
静の両手は虚しく空中を泳ぎ、次の瞬間にはグシャッ! と、自分の頭部が潰れる音を聞いていた。
毅と哲也は静が写真と同じように死んだのを確認して、何事もなかったかのように施設内へと戻っていったのだった。
「やめて!!」
そこでようやく声が出た。
けれどそのときはもう静の体はふたりの手から離れていて、空中を舞っていた。
グラリと視界が反転して、頭から落下していく。
静の両手は虚しく空中を泳ぎ、次の瞬間にはグシャッ! と、自分の頭部が潰れる音を聞いていた。
毅と哲也は静が写真と同じように死んだのを確認して、何事もなかったかのように施設内へと戻っていったのだった。