死体写真2
まるで最初からそこに美幸がひそんでいるとわかっていたような身軽さに美幸の方がとまどい、ついていけなかった。
両手を伸ばしたまま体のバランスを崩した美幸を抱きかかえるようにして教室へ連れ込んだのは豊だった。
咄嗟のことでついカッターナイフを手放してしまい、カランッと軽い音を立てて落下する。
暗い教室内には腐臭が立ち込めていて、美幸はついさきほどまで待機していた床に押し付けられる形になった。
同時に明日香が教室のドアを閉め、美幸が手放してしまったカッターナイフを握りしめている。
ここにきてようやく美幸は自分がふありにハメられたんだと気がついた。
美幸の体の上に豊が馬乗りになり、両手で美幸の口を塞いでいる。
強い圧迫感に呼吸が止まりそうになる中、どうにか目だけ動かして明日香の動向を確認しようとする。
大きく見開かれた美幸の目が捉えたのはカッターナイフの刃をカチカチと音を立てながら出す明日香の姿だった。
両手を伸ばしたまま体のバランスを崩した美幸を抱きかかえるようにして教室へ連れ込んだのは豊だった。
咄嗟のことでついカッターナイフを手放してしまい、カランッと軽い音を立てて落下する。
暗い教室内には腐臭が立ち込めていて、美幸はついさきほどまで待機していた床に押し付けられる形になった。
同時に明日香が教室のドアを閉め、美幸が手放してしまったカッターナイフを握りしめている。
ここにきてようやく美幸は自分がふありにハメられたんだと気がついた。
美幸の体の上に豊が馬乗りになり、両手で美幸の口を塞いでいる。
強い圧迫感に呼吸が止まりそうになる中、どうにか目だけ動かして明日香の動向を確認しようとする。
大きく見開かれた美幸の目が捉えたのはカッターナイフの刃をカチカチと音を立てながら出す明日香の姿だった。