死体写真2
重ねて質問する大河に哲也は「だから! 夜中の2時……」と、答えそうになって途中で気がついたように目を見開く。
唖然とした空気が場を支配していた。
静の死体は朝方発見された。
だけど何時頃死んだのかは、誰もわかっていないはずだ。
「どうして夜中の2時だってわかったの?」
結が震える声で聞く。
その質問にはもう誰も答えられなかった。
哲也は気まずそうにうつむき、毅は知らん顔を決め込んでいる。
「ふたりで静を殺したんだな?」
大河は質問しながらも確信を持っているようだ。
「あの日、夜中に誰かが廊下を歩く足音を聞いたんだ。誰だろうと思ったとき、隣の部屋で足音が止まった。それから今度は複数人の足音が聞こえてきた。階段を昇っていっているみたいだった。もしかして静がふたりの部屋を訊ねて、3人で屋上へ出たんじゃないか。そこで静は突き落とされたんじゃないかって考えた」
一気にいい終えて大河は息を吐き出す。
唖然とした空気が場を支配していた。
静の死体は朝方発見された。
だけど何時頃死んだのかは、誰もわかっていないはずだ。
「どうして夜中の2時だってわかったの?」
結が震える声で聞く。
その質問にはもう誰も答えられなかった。
哲也は気まずそうにうつむき、毅は知らん顔を決め込んでいる。
「ふたりで静を殺したんだな?」
大河は質問しながらも確信を持っているようだ。
「あの日、夜中に誰かが廊下を歩く足音を聞いたんだ。誰だろうと思ったとき、隣の部屋で足音が止まった。それから今度は複数人の足音が聞こえてきた。階段を昇っていっているみたいだった。もしかして静がふたりの部屋を訊ねて、3人で屋上へ出たんじゃないか。そこで静は突き落とされたんじゃないかって考えた」
一気にいい終えて大河は息を吐き出す。