死体写真2
死体
昼間十分に眠った結だけれど、布団に入るとまた深い眠りに引き込まれた。
この非日常敵な空間にいる限り、体と心の疲れはそう簡単には取れないみたいだ。
次に結が目を覚ましたのは1階から甲高い悲鳴が聞こえてきたときだった。
キャアア!!
と、ドア越しにくぐもった悲鳴が聞こえてきて目を開ける。
部屋の中を見回していると明日香の姿がないことに気がついて飛び起きた。
今の悲鳴は明日香のもので間違いないという確信を持ち、慌てて部屋を飛び出した。
廊下を走っていると豊と合流した。
「今の声って明日香?」
聞くと豊は青ざめた顔で頷いた。
豊を先頭にして階段を駆け下り、悲鳴がした方へ走る。
そこには教室の前で立ち尽くしている明日香の姿があった。
「明日香、どうした!?」
駆け寄る豊に視線を向けることなく、明日香は開かれたドアへ指をさす。
そちらへ視線を向けてみると教室の中央に誰かが倒れているのがわかった。
長く、ウェーブのかかった髪の毛が顔を隠していて、血溜まりができている。
その隣にはスマホが落ちていた。
この非日常敵な空間にいる限り、体と心の疲れはそう簡単には取れないみたいだ。
次に結が目を覚ましたのは1階から甲高い悲鳴が聞こえてきたときだった。
キャアア!!
と、ドア越しにくぐもった悲鳴が聞こえてきて目を開ける。
部屋の中を見回していると明日香の姿がないことに気がついて飛び起きた。
今の悲鳴は明日香のもので間違いないという確信を持ち、慌てて部屋を飛び出した。
廊下を走っていると豊と合流した。
「今の声って明日香?」
聞くと豊は青ざめた顔で頷いた。
豊を先頭にして階段を駆け下り、悲鳴がした方へ走る。
そこには教室の前で立ち尽くしている明日香の姿があった。
「明日香、どうした!?」
駆け寄る豊に視線を向けることなく、明日香は開かれたドアへ指をさす。
そちらへ視線を向けてみると教室の中央に誰かが倒れているのがわかった。
長く、ウェーブのかかった髪の毛が顔を隠していて、血溜まりができている。
その隣にはスマホが落ちていた。