死体写真2
大河の言葉に哲也が顔を赤くして大股で近づいてくる。
しかし大河は動じずにジッと睨みつけた。
「さすがにお前たちのことはもう信用できない。ふたりにも写真が送られてきたけれど、それも回避されてるしな」
「だったらなんだよ! お前は自分が死ぬかもってときに他人を助けるのか!?」
胸ぐらを掴まれた大河は苦しさに顔をしかめるけれど、まっすぐに哲也を見返した。
「それはわからない。だって、俺にはまだ……」
メールが送られてきていないから。
そう続けようとしたときだった。
「キャア!?」
突然明日香が悲鳴を上げて大河は言葉を切った。
哲也も手の力を緩めて明日香へ視線を向ける。
明日香はポケットからスマホを取り出して青ざめ、小刻みに震えている。
悪い予感が結の脳裏をよぎる。
豊が慌てて明日香のスマホ画面を確認すると「嘘だろ、今度は明日香に届いた!」と、叫んだのだ。
さっきの嫌な予感が的中して結は呼吸をすることも忘れてしまう。
しかし大河は動じずにジッと睨みつけた。
「さすがにお前たちのことはもう信用できない。ふたりにも写真が送られてきたけれど、それも回避されてるしな」
「だったらなんだよ! お前は自分が死ぬかもってときに他人を助けるのか!?」
胸ぐらを掴まれた大河は苦しさに顔をしかめるけれど、まっすぐに哲也を見返した。
「それはわからない。だって、俺にはまだ……」
メールが送られてきていないから。
そう続けようとしたときだった。
「キャア!?」
突然明日香が悲鳴を上げて大河は言葉を切った。
哲也も手の力を緩めて明日香へ視線を向ける。
明日香はポケットからスマホを取り出して青ざめ、小刻みに震えている。
悪い予感が結の脳裏をよぎる。
豊が慌てて明日香のスマホ画面を確認すると「嘘だろ、今度は明日香に届いた!」と、叫んだのだ。
さっきの嫌な予感が的中して結は呼吸をすることも忘れてしまう。