死体写真2
大河がポツリと呟いた。


「そうだね。ふたりともお腹が減ってるかもしれないし」


結が同意してふたりで立ち上がる。


部屋を出る時に毅からの視線を感じて顔を向けると、するどい目を向けられていた。


本当にふたりが生きてると思ってるのか?


そう聞かれているような気がしたけれど、結は気が付かないふりをしたのだった。
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