死体写真2
これは夢なのだと。
裕之はもういない。
1年前、自分のために死んでしまった。
そう気がついた途端、目の前に座っていた裕之の映像が古いビデオテープのように乱れ、かき消えてしまった。
周りに居たファミレス客も店員も流れていた音楽も消えて、気がつけば結はひとりぼっちだ。
そんな中、どこからともなくスマホの音楽が聞こえてくる。
ハッと身構えて周囲を確認してみるが、どこから聞こえてくるのかわからない。
また誰かに死体写真が送られてきた音。
呪いのメールの音……。
ハッと息を飲んで飛び起きると小さな窓から薄明かりが差し込んでいた。
結は全身にびっしょりと汗をかき、荒い呼吸を繰り返す。
小屋の中では規則正しい寝息が聞こえてきて、結意外の全員がまだ眠っていた。
夢……。
ふっと息を吐き出すと同時に涙がひとしずくこぼれてしまった。
結は無言でそれをぬぐい、再び横になったのだった。
裕之はもういない。
1年前、自分のために死んでしまった。
そう気がついた途端、目の前に座っていた裕之の映像が古いビデオテープのように乱れ、かき消えてしまった。
周りに居たファミレス客も店員も流れていた音楽も消えて、気がつけば結はひとりぼっちだ。
そんな中、どこからともなくスマホの音楽が聞こえてくる。
ハッと身構えて周囲を確認してみるが、どこから聞こえてくるのかわからない。
また誰かに死体写真が送られてきた音。
呪いのメールの音……。
ハッと息を飲んで飛び起きると小さな窓から薄明かりが差し込んでいた。
結は全身にびっしょりと汗をかき、荒い呼吸を繰り返す。
小屋の中では規則正しい寝息が聞こえてきて、結意外の全員がまだ眠っていた。
夢……。
ふっと息を吐き出すと同時に涙がひとしずくこぼれてしまった。
結は無言でそれをぬぐい、再び横になったのだった。