死体写真2
「ねぇ、哲也の戻りが遅くない」
色々と考えながら進んでいると結が後ろから声をかけてきた。
唯一女の中で生き残った結は運がいいとしか言えない。
いつ身代わりに殺されてもおかしくなかったはずだ。
「そういえばそうだな」
振り向いてみるともう随分と歩いてきたことがわかり、哲也が山へ入っていった場所はとっくに見えなくなっていた。
ゆっくり下山していたつもりが、つい足早になってしまっていたみたいだ。
「待ってみる?」
結の言葉に毅は一瞬顔をしかめた。
雨脚は強いままだし、できれば立ち止まりたくない。
立ち止まってしまえば疲労を感じて、二度と動けなくなってしまいそうで怖かった。
色々と考えながら進んでいると結が後ろから声をかけてきた。
唯一女の中で生き残った結は運がいいとしか言えない。
いつ身代わりに殺されてもおかしくなかったはずだ。
「そういえばそうだな」
振り向いてみるともう随分と歩いてきたことがわかり、哲也が山へ入っていった場所はとっくに見えなくなっていた。
ゆっくり下山していたつもりが、つい足早になってしまっていたみたいだ。
「待ってみる?」
結の言葉に毅は一瞬顔をしかめた。
雨脚は強いままだし、できれば立ち止まりたくない。
立ち止まってしまえば疲労を感じて、二度と動けなくなってしまいそうで怖かった。