死体写真2
哲也の過去
哲也と毅のふたりは小学校からの腐れ縁で、特に話をしたわけでもないのに同じ高校に入学した。
さすがに入学式のときバッタリ顔を合わせたふたりは驚いたけれど、家から通える自分たちの偏差値の高校はここくらいだと気がついて、おかしくなった。
「なぁ、タバコねぇ?」
ふたりで授業をさぼって駅の近くにある廃墟に向かう。
そこに食べ物やタバコや酒を持ち込んで時間をつぶすのが好きだった。
この廃墟は学校から丁度いい場所にあって他の生徒たちと鉢合わせをすることも多かったが、だいたいふたりの姿を見たら逃げていく連中ばかりだった。
「あれぇ? 先客?」
その日もいつもと同じように学校をサボってその廃墟にいた。
もう何度も足を運んできている場所なので、布団などを持ち込んでかなり快適な空間が出来上がっている。
その布団の上にあぐらをかいて漫画を読んでいたときのことだった。
突然ドアを開けて入ってきたのは3人組の男子生徒で、隣町の制服を着ている。
「わざわざ隣町からなんの用事だよ?」
さすがに入学式のときバッタリ顔を合わせたふたりは驚いたけれど、家から通える自分たちの偏差値の高校はここくらいだと気がついて、おかしくなった。
「なぁ、タバコねぇ?」
ふたりで授業をさぼって駅の近くにある廃墟に向かう。
そこに食べ物やタバコや酒を持ち込んで時間をつぶすのが好きだった。
この廃墟は学校から丁度いい場所にあって他の生徒たちと鉢合わせをすることも多かったが、だいたいふたりの姿を見たら逃げていく連中ばかりだった。
「あれぇ? 先客?」
その日もいつもと同じように学校をサボってその廃墟にいた。
もう何度も足を運んできている場所なので、布団などを持ち込んでかなり快適な空間が出来上がっている。
その布団の上にあぐらをかいて漫画を読んでいたときのことだった。
突然ドアを開けて入ってきたのは3人組の男子生徒で、隣町の制服を着ている。
「わざわざ隣町からなんの用事だよ?」