死体写真2
さっきから消毒液がやけにしみるのはきっと、看護師がわざとやっているからだ。
男性看護師は「喧嘩はやめなよぉ。僕たちの仕事が増えるんだから」と、殺気だった雰囲気をまとわせて微笑んでいる。
「けど、女子生徒は助けた」
哲也が自慢気に言う。
それを言われると看護師の方もなにも言い返せない。
もしやと感じて哲也を見ると、その頬に怪我ではない赤見が差しているのがわかった。
「な、たまにはいいな」
哲也はまた同じことを言って笑う。
どうせ相手にされない恋をした哲也は、とても楽しそうだった。
男性看護師は「喧嘩はやめなよぉ。僕たちの仕事が増えるんだから」と、殺気だった雰囲気をまとわせて微笑んでいる。
「けど、女子生徒は助けた」
哲也が自慢気に言う。
それを言われると看護師の方もなにも言い返せない。
もしやと感じて哲也を見ると、その頬に怪我ではない赤見が差しているのがわかった。
「な、たまにはいいな」
哲也はまた同じことを言って笑う。
どうせ相手にされない恋をした哲也は、とても楽しそうだった。