死体写真2
雷が鳴っているためだろう。
「門の前に木が倒れていた」
先生からの報告に生徒たちは顔を見合わせた。
「外に出れないんですか?」
聞いたのは結だ。
「すぐには無理そうだな。随分と太い木が道を塞いでる。この分じゃ途中の山道がどうなってるかわからないな」
スマホの電波も届かない山奥で閉じ込められてしまったということだ。
全員の顔に不安の色が浮かんでくる。
「すぐ、管理会社に知らせましょう」
運転手の言葉に先生は頷き、事務所へと足早に向かう。
その後ろ姿を見送りながら、結は先生に送られてきて死体写真のことを思い出していた。
期限は24時間。
食後に送られてきていたから今日の19時にはタイムリミットになるはずだ。
不安が顔に出ていたのだろう、大河が声をかけてきてくれた。
「きっと大丈夫。管理会社に連絡が取れればすぐにでも木は撤去されるよ」
「門の前に木が倒れていた」
先生からの報告に生徒たちは顔を見合わせた。
「外に出れないんですか?」
聞いたのは結だ。
「すぐには無理そうだな。随分と太い木が道を塞いでる。この分じゃ途中の山道がどうなってるかわからないな」
スマホの電波も届かない山奥で閉じ込められてしまったということだ。
全員の顔に不安の色が浮かんでくる。
「すぐ、管理会社に知らせましょう」
運転手の言葉に先生は頷き、事務所へと足早に向かう。
その後ろ姿を見送りながら、結は先生に送られてきて死体写真のことを思い出していた。
期限は24時間。
食後に送られてきていたから今日の19時にはタイムリミットになるはずだ。
不安が顔に出ていたのだろう、大河が声をかけてきてくれた。
「きっと大丈夫。管理会社に連絡が取れればすぐにでも木は撤去されるよ」