死体写真2
大河の過去
大河は高校に入学する前からバスケットボールをしていて、その腕前は地区の子供チームでキャプテンを務めるほどだった。
将来はバスケット選手になれるかもしれないという声も、大人たちの間で囁かれていた。
そんな大河だったが、バスケットはあくまで趣味の範囲と考えていて、一番楽しいと感じるのは友人らと過ごす時間だった。
「次大河の番」
中学時代に学校で流行っていたのは人気アニメのカードゲームだった。
カードに描かれているキャラクターによって能力や戦闘値が代わり、勝敗が決定する。
そのためカードをより多く持っていた者が有利になる。
友人に促されて大河は手持ちのカードを机の上に出す。
相手のカードよりも少しだけ戦闘値が高い。
「なんだよ、そんな強いカード持ってたのか!」
友人は頭をかかえてわざとらしく崩れ落ちる。
「やった! 俺の勝ち~!」
大河は笑いながら卓上のカードをすべて手前に引き寄せる。
将来はバスケット選手になれるかもしれないという声も、大人たちの間で囁かれていた。
そんな大河だったが、バスケットはあくまで趣味の範囲と考えていて、一番楽しいと感じるのは友人らと過ごす時間だった。
「次大河の番」
中学時代に学校で流行っていたのは人気アニメのカードゲームだった。
カードに描かれているキャラクターによって能力や戦闘値が代わり、勝敗が決定する。
そのためカードをより多く持っていた者が有利になる。
友人に促されて大河は手持ちのカードを机の上に出す。
相手のカードよりも少しだけ戦闘値が高い。
「なんだよ、そんな強いカード持ってたのか!」
友人は頭をかかえてわざとらしく崩れ落ちる。
「やった! 俺の勝ち~!」
大河は笑いながら卓上のカードをすべて手前に引き寄せる。