死体写真2
もう1人の犠牲者
7時になるまでに座ったまま少し眠ってしまったようだ。
目を覚ました結は真っ先に豪雨の音を聞いた。
天候は相変わらず悪く、さっきよりも更に激しさを増しているような気がする。
雷の音もひっきりなしに響き渡り、いつ近場に落雷するか恐怖が湧き上がってくる。
由香里は一応結が目覚めるのを待ってくれていたようで、部屋の入口付近に立っていた。
一瞬由香里のリストカットの痕を思い出してたじごいだけれど、結は笑顔を浮かべた。
「行こうか」
由香里を誘って二人で部屋を出て、1階へ向かう。
玄関扉は固く閉ざされているものの、風で時折ガタガタと大きな音を立てている。
電気はついているはずなのに窓の外からの明かりがないから、夕方のような薄暗さが週医を包み込んでいる。
食堂への通路を並んで歩いていると、男子たちが集まっているのが見えた。
「それ、やばいんじゃねぇの?」
哲也のそんな声が聞こえてきて結と由香里は立ち止まった。
なにをしているのだろうと背伸びして確認してみると、男子たちに囲まれるようにして通路の真ん中に立っていたのは運転手の男性だ。
目を覚ました結は真っ先に豪雨の音を聞いた。
天候は相変わらず悪く、さっきよりも更に激しさを増しているような気がする。
雷の音もひっきりなしに響き渡り、いつ近場に落雷するか恐怖が湧き上がってくる。
由香里は一応結が目覚めるのを待ってくれていたようで、部屋の入口付近に立っていた。
一瞬由香里のリストカットの痕を思い出してたじごいだけれど、結は笑顔を浮かべた。
「行こうか」
由香里を誘って二人で部屋を出て、1階へ向かう。
玄関扉は固く閉ざされているものの、風で時折ガタガタと大きな音を立てている。
電気はついているはずなのに窓の外からの明かりがないから、夕方のような薄暗さが週医を包み込んでいる。
食堂への通路を並んで歩いていると、男子たちが集まっているのが見えた。
「それ、やばいんじゃねぇの?」
哲也のそんな声が聞こえてきて結と由香里は立ち止まった。
なにをしているのだろうと背伸びして確認してみると、男子たちに囲まれるようにして通路の真ん中に立っていたのは運転手の男性だ。