死体写真2
運転手さんの手にはスマホが握りしめられていて、その顔は青白く光に照らされている。
「どうしたの?」
結が声をかけると振り向いたのは大河だった。
大河は顔をしかめて「先生に届いたメールと同じようなものが届いたらしいんだ。変なイタズラだよな」と説明する。
その瞬間結の顔色が変わった。
大河を押しのけて輪の中へ入ると、少し強引に運転手さんの持っているスマホを確認した。
そこに写っていたのは手首が切断され、その断面から大量の血を流して倒れている運転手さんの写真だったのだ。
結はヒッと短く悲鳴を上げてあとずさりをする。
今は先生に写真が届いているところなのに、どうして運転手さんにまで!?
1年前の出来事を思い出してみても、不特定多数の人に同時に死体写真が送られてくるようなことはなかった。
それなのに……!
そこまで考えて結はメマイを感じた。
「どうしたの?」
結が声をかけると振り向いたのは大河だった。
大河は顔をしかめて「先生に届いたメールと同じようなものが届いたらしいんだ。変なイタズラだよな」と説明する。
その瞬間結の顔色が変わった。
大河を押しのけて輪の中へ入ると、少し強引に運転手さんの持っているスマホを確認した。
そこに写っていたのは手首が切断され、その断面から大量の血を流して倒れている運転手さんの写真だったのだ。
結はヒッと短く悲鳴を上げてあとずさりをする。
今は先生に写真が届いているところなのに、どうして運転手さんにまで!?
1年前の出来事を思い出してみても、不特定多数の人に同時に死体写真が送られてくるようなことはなかった。
それなのに……!
そこまで考えて結はメマイを感じた。