死体写真2
それから結は24時間以内に写真と同じ死に方をすること。


あのメールは呪いであることを説明した。


全員真剣な表情で結の話を聞いていて、途中で笑い出したり否定するようなことはなかった。


けれど結が話終えた後は静まり返り、外の雨音がやけに大きく響いてきていた。


「それ、本当のこと?」


口火を切ったのは明日香だった。


眉間にシワを寄せて怪訝そうな表情を浮かべている。


「嘘じゃない。私がこんな嘘をつく理由だってないでしょう?」


「それは、そうだけど……」


「信じたいけど、信じられないって感じかな」


明日香の後にすぐ続けたのは静だ。


静もどこか不満そうな表情を浮かべている。


「でもまぁ、それって回避方法があるんだろ? だから結にメールが届いても生きてるんじゃねぇのか?」


のんびりとした口調で言ったのは哲也だ。


結はビクリと身を震わせて哲也を見つめる。
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