死体写真2
☆☆☆
教室の中にはすでに10人の生徒たちが集まってきていた。
夕食後で気持ちが緩んでいるのか、大きな声で騒いでいる。
結と明日香が教室へ入ると一瞬静かになったものの、私語はすぐに再開された。
「ここ座って」
明日香に促されて教室中央の席に座る。
明日香は結の隣に座った。
教室の中を見回してみると美幸、静、毅、哲也の4人は後方で騒いでいて、由香里と匠のふたりは教卓に近い位置に座って黙り込んでいる。
豊と大河は窓際の席に座って小さく笑い合っていた。
なにも変わらない日常風景にホッと胸をなでおろす。
ひとまず、あのメールは他の生徒たちには届いていなさそうだ。
そう思っている時に教室前方のドアが開いて先生が入ってきた。
「さっきニュースで確認したんだが、天候はしばらくこのままらしい」
その説明に後方からブーイングが起こった。
こんな嵐の中で勉強なんてしていられないんだろう。
教室の中にはすでに10人の生徒たちが集まってきていた。
夕食後で気持ちが緩んでいるのか、大きな声で騒いでいる。
結と明日香が教室へ入ると一瞬静かになったものの、私語はすぐに再開された。
「ここ座って」
明日香に促されて教室中央の席に座る。
明日香は結の隣に座った。
教室の中を見回してみると美幸、静、毅、哲也の4人は後方で騒いでいて、由香里と匠のふたりは教卓に近い位置に座って黙り込んでいる。
豊と大河は窓際の席に座って小さく笑い合っていた。
なにも変わらない日常風景にホッと胸をなでおろす。
ひとまず、あのメールは他の生徒たちには届いていなさそうだ。
そう思っている時に教室前方のドアが開いて先生が入ってきた。
「さっきニュースで確認したんだが、天候はしばらくこのままらしい」
その説明に後方からブーイングが起こった。
こんな嵐の中で勉強なんてしていられないんだろう。