死体写真2
「知らな……」
「うそつけ! 知ってんだろうが!!」
耳元で怒鳴られて鼓膜が震える。
キーンと耳鳴りがして結は顔をしかめた。
「なんで言わないんだよ。お前、毅を殺す気か?」
そう言ったのは哲也だった。
毅の後ろに立つ哲也へ視線を向けると、その手にギラリと光るものが見えて結は息を飲んだ。
いつの間にか包丁が握りしめられている。
その切っ先には結がいた。
これには大河もなにもできず、あとずさりをする。
結へ視線を向けると大粒の涙が頬を流れ落ちていた。
「私は……本当に知らない……」
「うそつけ! 知ってんだろうが!!」
耳元で怒鳴られて鼓膜が震える。
キーンと耳鳴りがして結は顔をしかめた。
「なんで言わないんだよ。お前、毅を殺す気か?」
そう言ったのは哲也だった。
毅の後ろに立つ哲也へ視線を向けると、その手にギラリと光るものが見えて結は息を飲んだ。
いつの間にか包丁が握りしめられている。
その切っ先には結がいた。
これには大河もなにもできず、あとずさりをする。
結へ視線を向けると大粒の涙が頬を流れ落ちていた。
「私は……本当に知らない……」