きらきら




手紙…読んでみよ。



はあ…




一度、深呼吸した。







佐倉へ


今までたくさん迷惑かけたよな。


ほんとにごめん。


中学の時さあ、

お前に告白されて正直戸惑った。


ほんと…友達だったからさ。


だけど、友達だからこそああいうフリ方しか出来なかった。

突き放さなきゃ、気持ちが揺れそうだったから。

俺、かおりが好きだったからさ…


お前、良い奴だし。

俺にとって、友達として大切な人だったよ。



それが、7年たって?
急に現れて。

実は俺、すぐお前だって気づいた。




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