きらきら
第7章
「…ダメだよ。あたしはレイに酷いことをした。付き合う資格なんてないよ」
「そんなの、気にしないよ!!」
レイもあたしに酷いことをしたし、
あたしもレイに酷いことをした。
いいのかな、あたし達は付き合って。
「レイ…くん?」
誰か女の人がやってきた。
どっかで聞いたことのある声。
あたし達は振り向いた。
心臓が一瞬、止まった。
何で…いるの?
「かおり…」