きらきら
第2章
今日はやっとレイに会う日。
まあ詳しく言うと本当に
会えるかわかんないけど。
「りい!何ボーっとしてんの?」
「あぁ、何でもない」
朱音も付いてきてくれたけど、
迷惑じゃないかな…
「あいつの家ってどこなの?」
「えっとねぇ修斗はここら辺って言ってたんだけど…」
向かい側から男が歩いてきた。
何事もなかったように
通り過ぎて行った。
でもあたしの心臓は
一瞬止まった。