大食いパーティー、ガーデンにて奮闘する
5皿目 ワカヤシのフリッター
「よし、やっと7000万ポイント達成したわ! 記念に美味しいものごちそうしちゃう!」
1日の冒険を終え清算を済ませてガーデンを出たところで、冒険者カードを確認したリリアナがはしゃいだ声をあげた。
「待て、俺まだ腹いっぱいなんだけど」
テオがぎょっとした顔でお腹を押さえる。
「何よ、情けないわねえ」
「いやいや、おかしいだろ。あんだけキノコ食ったくせに!」
テオがそう言うのも無理はない。
ガーデンのキノコが群生するエリアに、つい先ほどまでいたのだ。
キノコに擬態して襲い掛かってくる魔物がいたり、近寄るだけで幻覚作用のある胞子を飛ばしてきたり、なにかと危険なエリアだ。
管理ギルドの依頼自体は【市販薬の材料となるキノコの採集】というありきたりな内容だったが、そういった理由から積極的に引き受ける冒険者は少ない。
しかし、ハリスのような知識と経験が豊富な調理士にとっては難易度の低い依頼だし、人気がないせいで買取価格も高い。
「かなり美味しい依頼だな」
と言うハリスと、それに呼応してリリアナが
「ほんと! 美味しそうだわ!」
と喜ぶいつものやり取りを経てキノコエリアへと向かった。
もちろん採集だけで終わるはずもなく、たらふくキノコスープを食べて戻ってきたところだった。
1日の冒険を終え清算を済ませてガーデンを出たところで、冒険者カードを確認したリリアナがはしゃいだ声をあげた。
「待て、俺まだ腹いっぱいなんだけど」
テオがぎょっとした顔でお腹を押さえる。
「何よ、情けないわねえ」
「いやいや、おかしいだろ。あんだけキノコ食ったくせに!」
テオがそう言うのも無理はない。
ガーデンのキノコが群生するエリアに、つい先ほどまでいたのだ。
キノコに擬態して襲い掛かってくる魔物がいたり、近寄るだけで幻覚作用のある胞子を飛ばしてきたり、なにかと危険なエリアだ。
管理ギルドの依頼自体は【市販薬の材料となるキノコの採集】というありきたりな内容だったが、そういった理由から積極的に引き受ける冒険者は少ない。
しかし、ハリスのような知識と経験が豊富な調理士にとっては難易度の低い依頼だし、人気がないせいで買取価格も高い。
「かなり美味しい依頼だな」
と言うハリスと、それに呼応してリリアナが
「ほんと! 美味しそうだわ!」
と喜ぶいつものやり取りを経てキノコエリアへと向かった。
もちろん採集だけで終わるはずもなく、たらふくキノコスープを食べて戻ってきたところだった。